JSPN119

Session information

シンポジウム

シンポジウム34
脳を見る:統合失調症研究の新展開

Thu. Jun 22, 2023 3:30 PM - 5:30 PM O会場 (パシフィコ横浜ノース 4F G414+G415)

司会:糸川 昌成(東京都医学総合研究所病院等連携研究センター), 尾崎 紀夫(名古屋大学大学院医学系研究科精神疾患病態解明学)
メインコーディネーター:糸川 昌成(東京都医学総合研究所病院等連携研究センター)
サブコーディネーター:尾崎 紀夫(名古屋大学大学院医学系研究科精神疾患病態解明学)

オンデマンド配信対象外

Kraepelinが早発性痴呆(認知症)を提唱して120年が過ぎたが、一旦、統合失調症と認知症との連続性が否定されたが、昨今の大規模疫学研究から、統合失調症が認知症或いは早期の認知機能低下のリスクであることが報告され、両者の関係に新たな着目が集まっている。一方、これまでに数多くの精神医学研究者が統合失調症の解明に挑んできた。近年のニューロサイエンスもまた、iPS細胞や全ゲノム解析などあらゆる手法を駆使してこの難問を解こうとしている。Kraepelin自身は将来の科学が、何らかの神経病変を同定することに期待していたと言われる。本シンポジウムではこの原点に立ち返り、神経病理学、脳画像研究、放射光ナノCTを用いた、脳を見る研究に取り組むシンポジストから、統合失調症研究の新展開について発表いただく。Kraepelinが期待した神経病変という、この古くて新しいテーマについて最新情報を議論する。

水谷 隆太1, 雑賀 里乃1, 志賀 楓1, 山本 義郎2, 上椙 真之3, 竹内 晃久3, 上杉 健太朗3, 寺田 靖子3, 鈴木 芳生4, Nikitin, Viktor5, De Carlo, Francesco5, 竹腰 進6, 井野元 智恵6, 中村 直哉6, 鳥居 洋太7, 久島 周7, 尾崎 紀夫7, 入谷 修司8, 大島 健一9,10, 糸川 昌成9,10, 新井 誠10 (1.東海大学工学部, 2.東海大学理学部, 3.高輝度光科学研究センター/SPring-8, 4.高エネルギー加速器研究機構, 5.Advanced Photon Source, Argonne National Laboratory, 6.東海大学医学部, 7.名古屋大学大学院医学系研究科, 8.桶狭間病院藤田こころケアセンター, 9.東京都立松沢病院, 10.東京都医学総合研究所)