Fri. Jun 23, 2023 10:45 AM - 12:45 PM D会場 (パシフィコ横浜ノース 3F G303+G304)

司会：深見 悟郎（千葉県精神科医療センター）, 松尾 幸治（埼玉医科大学病院神経精神科・心療内科）
メインコーディネーター：松尾 幸治（埼玉医科大学病院神経精神科・心療内科）

精神科救急医療現場では、迅速で適切な精神症状の評価のみならず、身体的な評価・管理が求められる。それらを同時進行的に見落としなく実施するには迅速で高度な判断能力が求められる。一方、昨今の医療は医療安全ということが非常に重視され、大学病院等では病院長直轄の管理下で医療安全対策室が運営されているところも少なくない。これは、患者に安全性の高い医療を常に提供するという目的のほか、医療訴訟につながるリスクを減らすという管理的な意味もある。この様な医療情勢の中、精神科救急においても医療安全は常に隣り合わせで治療に当たっている。今回は、その中で行動制限と深部静脈塞栓症、鎮静と呼吸抑制、精神科救急医療における見落とし、精神科医療訴訟についてとりあげ、精神科医療ならではの医療安全について参加者と考えてみたい。