第119回日本精神神経学会学術総会

セッション情報

シンポジウム

シンポジウム65
産・官・学連携による日本におけるTMS療法の普及と拡大に向けて

2023年6月23日(金) 13:15 〜 15:15 O会場 (パシフィコ横浜ノース 4F G414+G415)

司会:三村 將(慶應義塾大学精神神経科学教室), 野田 賀大(慶應義塾大学医学部・精神・神経科学教室)
メインコーディネーター:盛山 宗太郎(慶應義塾大学医学部・精神・神経科学教室)
サブコーディネーター:野田 賀大(慶應義塾大学医学部・精神・神経科学教室)

本シンポジウムは『産・官・学連携による日本におけるTMS療法の普及と拡大に向けて』というテーマで、「産・官・学・医」のそれぞれの立場から、本邦におけるTMS療法の適切な普及を如何に建設的かつ合理的に進めて行けるかを議論する場としたい。演者らとしては、このような積極的な取り組みや努力を通して、今や「国民病」と言われるうつ病で苦しんでいる精神科患者の医療と福祉の向上に資するような形での保険適用の適正な拡大に繋がって行けばと切に願うところである。今回は産官学医を代表する4人のシンポジストと厚労行政に精通した1名の指定発言者を交えて、以下のタイトルで議論を行う。木崎淳一郎氏からは「オールジャパンTMS療法関連データベース・レジストリプロジェクトの推進に向けた取り組み~企業の視点から~」について講演していただき、中田勝己氏からは「TMS療法と保険適用について~行政の視点から~」についてご説明いただき、野田賀大氏からは「本邦におけるTMS療法の費用対効果分析による有用性の検証~アカデミアの視点から~」について議論いただく。さらに、三村將氏からは「TMS療法の保険適用の拡大に向けた提言~学会の視点から~」についてご提案いただく。 最後に国会議員の田村憲久氏を指定発言者に迎え、「国民の精神科医療の質の向上に資するTMS療法の普及拡大に向けて我々は何をすべきか」についてパネルディスカッションを行う。