JSPN119

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シンポジウム

シンポジウム73
マタニティ・ハラスメントを考える-妊娠・出産を巡るストレス-<日本精神神経科診療所協会推薦>

Fri. Jun 23, 2023 3:30 PM - 5:30 PM J会場 (パシフィコ横浜ノース 4F G403+G404)

司会:鬼頭 有代(有希クリニックきとう医院), 宮内 和瑞子(医療法人医生会宮内クリニック)
メインコーディネーター:鬼頭 有代(有希クリニックきとう医院)
サブコーディネーター:渡辺 雅子(新宿神経クリニック精神科)

 わが国が抱える少子化問題に対してこども庁が発足し、子育てや家庭に対する具体的な支援が動き出そうとしています。一方、労働現場では親世代に対するマタニティ・ハラスメントの防止や育休制度の拡充などの政策が打ち出されてきました。しかし、女性にとって妊娠・出産の経験は、身体的にも精神的にも大きな負荷のかかる時期であることは間違いありません。本シンポジウムでは、この時期に起こる対人関係上の負荷を、広義のマタニティ・ハラスメントとして捉えることで、現代における妊娠・出産期の女性のメンタルヘルスの課題を広く抽出し検討すべく、今シンポジウムを企画しました。
 シンポジストとしては、職場のマタニティ・ハラスメントを労働争議として支える立場、不妊治療を巡る悩みを支える行政での不妊カウンセラーとしての立場、てんかんに対する薬物療法を続けながらの妊娠・出産を支える精神科医の立場、妊娠出産期を支える産婦人科医の立場などからの現状と課題をレポートして頂き、またこの領域に対する厚生労働省担当者からのご意見をいただくことで、精神科医療における今後の役割を討議します。