○太田 克也 (医療法人明柳会恩田第二病院院長)
セッション情報
ワークショップ
ワークショップ8
<脳波の応用コース>精神科医が脳波を臨床に生かすために
2023年6月23日(金) 15:30 〜 17:10 L会場 (パシフィコ横浜ノース 4F G401)
司会:矢部 博興(福島県立医科大学医学部神経精神医学講座), 原 恵子(原クリニック精神科)
メインコーディネーター:太田 克也(医療法人明柳会恩田第二病院院長)
サブコーディネーター:矢部 博興(福島県立医科大学医学部神経精神医学講座), 山内 俊雄(埼玉医科大学病院神経精神科・心療内科)
オンデマンド配信対象外
Hans Bergerによって1929年に人の脳波が報告されてから今年で90年を迎える。その間に臨床脳波は、アナログ脳波計からデジタル脳波計、ビデオ脳波同時記録といった機器の進歩や、解析対象とする周波数帯域はより広く(wideband EEG)といった解析方法の進歩などめざましい発展をとげた。加えて、てんかんのみならず多くの疾患を対象に、膨大な臨床の知見が蓄積されてきた。MRIなど画像診断が存在感を示す現在においても、脳波検査は、日常診療においてルーチンとして行われ、脳波検査が臨床の治療方針の決定に一定の役割を果たす場面も多い。 しかし、脳波検査は患者・被験者により結果に個人差が大きく、臨床においてはその解釈に悩むことは多い。本セッションでは、脳波検査、非てんかん性の脳波異常所見の判読とその解釈、てんかん性の脳波異常、発作時ビデオ脳波検査、睡眠障害の生理学的検査について、いかに臨床に生かすのか、何を知り、何を学ぶことが出来るのか、議論する。 本学会の脳波におけるセッションでは、今までほぼ脳波について学ぶ機会がなかった精神科医がいる一方で、一定の判読力を持ち、より高度な知識や議論の場を求めて参加する精神科医もいることから、基礎コースと応用コースを設け、それぞれのニーズに対応している。このセッションでは、応用コースとして、基本的な脳波に関する知識や経験を有する参加者を対象とする。
○原 恵子 (原クリニック精神科)
○渡邊 さつき (埼玉医科大学病院神経精神科・心療内科)
○高木 俊輔 (東京医科歯科大学病院)
○山内 俊雄 (埼玉医科大学病院神経精神科・心療内科)