第120回日本精神神経学会学術総会

セッション情報

委員会企画シンポジウム

委員会企画シンポジウム10
こどもの自殺をめぐって

2024年6月20日(木) 15:40 〜 17:40 H会場 (札幌コンベンションセンター 2F 小ホール)

司会:今村 明(長崎大学生命医科学域保健学系作業療法学分野/長崎大学子どもの心の医療・教育センター),佐々木 剛(千葉大学医学部附属病院こどものこころ診療部・精神神経科)
メインコーディネーター:岡田 俊(奈良県立医科大学精神医学講座)
サブコーディネーター:今村 明(長崎大学生命医科学域保健学系作業療法学分野/長崎大学子どもの心の医療・教育センター),佐々木 剛(千葉大学医学部附属病院こどものこころ診療部・精神神経科)

委員会:児童精神科医療研修委員会

近年、小中高生の自殺者数は増加しており、令和4 年の小中高生の自殺者数は514 人と過去最多となった。こども家庭庁における「こどもの自殺対策緊急強化プラン」では、こどもの自殺の要因分析、自殺予防に資する教育や普及啓発等、自殺リスクの早期発見、電話・SNS 等を活用した相談体制の整備、自殺予防のための対応、遺されたこどもへの支援、こどもの自殺対策に関する関係省庁の連携及び体制強化等を推進している。新型コロナウイルス感染症拡大下の不登校、自殺の増加、ネットいじめなど、サポートを行う人とのつながりが損なわれ質が変化した状況、特にケアを求めにくい発達障害児や、トラウマを抱えたこどもたちの問題に対し、「こどもの自殺をめぐって」と題し、発達障害、虐待・いじめ、ネット環境、自殺防止のための新たな試み、ポストコロナの時代にわれわれのできることについて議論を深めることを目的とするシンポジウムを企画した。なお、本企画は日本精神神経学会児童精神科医療研修委員会が提出するシンポジウムである。1 発達障害と自殺 岡田俊(奈良県立医科大学 精神医学講座)2 虐待・いじめと自殺 笠原麻里(駒木野病院)3 ネット環境と自殺 今村明(長崎大学生命医科学域保健学系作業療法学分野)4 自殺防止のための新たな試み 佐々木剛(千葉大学医学部附属病院 こどものこころ診療部・精神神経科)指定発言 ポストコロナの時代にわれわれのできること 八木淳子(岩手医科大学医学部神経精神科学講座 附属病院児童精神科)

今村 明1,2, 山本 直毅3, 疋田 琳3, 徳永 瑛子1,2, 岩永 竜一郎1,2, 熊﨑 博一3 (1.長崎大学生命医科学域保健学系作業療法学分野, 2.長崎大学子どもの心の医療・教育センター, 3.長崎大学病院地域連携児童思春期精神医学診療部)