田中 裕記 (国立病院機構九州医療センター精神神経科/合併精神センター)
セッション情報
委員会企画シンポジウム
委員会企画シンポジウム26
われら精神科医の生きる道2:精神科医のキャリア形成
2024年6月22日(土) 10:45 〜 12:45 K会場 (札幌コンベンションセンター 2F 206会議室)
司会:根本 康(さいたま市立病院精神科),松井 徳造(兵庫医科大学リハビリテーション学部作業療法学科)
メインコーディネーター:稲垣 中(青山学院大学教育人間科学部/青山学院大学保健管理センター)
サブコーディネーター:根本 康(さいたま市立病院精神科),松井 徳造(兵庫医科大学リハビリテーション学部作業療法学科)
委員会:精神科医・精神科医療の実態把握委員会
オンデマンド配信対象外
近年,大学医局に頼らない若手精神科医が徐々に増加しているとの話を耳にするようになってきた。その背景には,2004 年に現行の卒後臨床研修制度が導入されたことを契機として,キャリア形成に関する若手精神科医の意識が初期研修の段階から大きく変化したことや,かつては精神科医の関与が小さかったにもかかわらず,現在では精神科医の必要性が高くなった領域(例:産業精神保健)が増えるなど,精神科医の就労場所に関する選択肢が広がったこと,第二次安倍政権が提唱した「働き方改革」の影響を受けて,ワークライフバランスに関する精神科医の意識に変化がもたらされたことなどが関与していると推測され,今後の精神科医療政策を考えていく上でも,このような変化について把握することの重要性は極めて高いものと思われる。そこで,このシンポジウムでは厚生労働技官である精神科医,精神保健福祉センターに勤務する精神科医,海外で診療に従事す
る精神科医,離島で勤務する精神科医,スポーツ精神医学を専門とする精神科医をシンポジストとして招聘し,そのユニークなキャリアを形成するに至った背景をそれぞれのシンポジストに語っていただくとともに,今後の若手精神科医のキャリア形成のあり方について議論したいと考えている。
林 みづ穂 (仙台市精神保健福祉総合センター)
吉田 和生1,2 (1.慶應義塾大学病院 臨床研究推進センター 教育研修部門, 2.Molecular Science, Centre for Addiction and Mental Health, Toronto, Canada)
山田 豪人 (沖縄県立宮古病院)
山口 達也1,2,3,4 (1.順天堂大学医学部スポーツ医学研究室, 2.順天堂大学スポーツ健康科学部, 3.国立スポーツ科学センタースポーツメディカルセンター, 4.日本オリンピック委員会医科学委員会)