The 120th Annual Meeting of the Japanese Society of Psychiatry and Neurology

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委員会企画シンポジウム

委員会企画シンポジウム30
日本精神神経学会は精神科領域のガイドラインにどのように関与すべきか

Sat. Jun 22, 2024 1:15 PM - 3:15 PM K会場 (札幌コンベンションセンター 2F 206会議室)

司会:尾崎 紀夫(名古屋大学大学院医学系研究科精神疾患病態解明学),中川 伸(山口大学大学院医学系研究科高次脳機能病態学講座)
メインコーディネーター:橋本 亮太(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所精神疾患病態研究部)
サブコーディネーター:尾崎 紀夫(名古屋大学大学院医学系研究科精神疾患病態解明学)

委員会:ガイドライン検討委員会

精神科領域においてもガイドラインが診療の基本となったことを背景として、2017 年、日本精神神経学会のガイドライン検討委員会(以下、当該委員会)は設立された。当該委員会は、他の診療科との共同が必要な領域に関するガイド・ガイドラインを作成する一方、精神科領域に特化した領域に関しては、精神科関連の他学会・団体が主となり作成したガイドラインに関する協力・連携を積極的に行って来た。協力とは、当該委員会がガイドラインの作成・改訂当初から関与し、内容に関しても一部の責任を担うものである。連携は、既に作成済みのガイドライン草稿の確認段階から関与し、利益相反・法的な観点・用語の統一といった観点から意見の提供を行うものであり、ガイドラインの内容に関する責任を基本的には有していない。ガイドラインの普及に関しては、作成への関与の程度を問わず、合同して実施している。本シンポジウムでは、当該委員会が協力・連携したガイドラインの概要と関わりについて紹介し、日本精神神経学会が今後のガイドラインの作成・改訂ならびに普及等について、どのような役割を果たすべきかについて議論する。