第120回日本精神神経学会学術総会

セッション情報

一般シンポジウム

一般シンポジウム19
摂食障害支援拠点病院の拡がりと課題

2024年6月20日(木) 13:25 〜 15:25 I会場 (札幌コンベンションセンター 2F 204会議室)

司会:小坂 浩隆(福井大学医学部精神医学),河合 啓介(国立国際医療研究センター国府台病院心療内科)
メインコーディネーター:井上 幸紀(大阪公立大学大学院医学研究科神経精神医学)
サブコーディネーター:西園 マーハ文(明治学院大学心理学部)

摂食障害は有病率も死亡率も高い疾患でありながら、治療が充実していないのが現状である。平成26 年度に「摂食障害治療支援センター設置運営事業」が開始され、国立精神・神経医療研究センターに「摂食障害全国基幹センター(現:摂食障害全国支援センター)」が設置された。その後、現在までに全国6 県(宮城、千葉、静岡、福岡、石川、福井)に「摂食障害治療支援センター(現:摂食障害支援拠点病院)」が指定され、さまざまな活動を行っている。静岡、石川、福井では精神科が支援拠点病院となっている。各病院の現状をお話しいただき、摂食障害治療の充実に向けた課題について検討することを目的とする。<シンポジスト予定者>河合啓介(国立国府台病院心療内科部長:千葉県摂食障害支援拠点病院) 摂食障害全国支援センター:相談ほっとラインの活動状況や今後の課題について検討する。竹林淳和(浜松医科大学医学部精神科神経科講師:静岡県摂食
障害支援拠点病院) 静岡県での活動状況や今後の課題について検討する。佐野滋彦(金沢大学神経科精神科助教:石川県摂食障害支援拠点病院) 令和4 年に指定された石川県摂食障害支援拠点病院の活動状況、今後の課題について検討する。幅田加以瑛(福井大学医学部神経科精神科助教)令和5 年に指定された、福井県摂食障害支援拠点病院の活動状況、今後の課題について検討する。<指定討論>関口敦(国立精神・神経医療研究センター行動医学研究部心身症研究室室長:摂食障害全国支援センターセンター長)座長は、小坂浩隆(福井大学医学部神経科精神科)、竹林淳和(浜松医科大学医学部精神科神経科)の予定である。以上を通じて、支援病院と連携しながら、全国各地で摂食障害の治療を充実させる方法について検討したい。なお、このシンポジウムは、日本摂食障害学会の推薦を受けている。

幅田 加以瑛1, 眞田 陸1, 牧野 拓也1, 水野 有香1, 小和田 航太郎1, 浅岡 浩平1, 宗宮 有佑1, 川妻 加奈1, 黒田 裕康1, 野澤 唯1, 村島 萌子1, 東 拓磨1, 渡真利 眞治1, 今成 英司1, 福元 進太郎1, 石橋 知明1, 上野 幹二1, 水野 智之1, 大森 一郎1, 鈴木 太2,3, 小坂 浩隆1 (1.福井大学医学部精神医学, 2.福井大学子どものこころの発達研究センター地域こころの支援部門, 3.上林記念病院こども発達センターあおむし)