第120回日本精神神経学会学術総会

セッション情報

一般シンポジウム

一般シンポジウム55
患者満足度の高い精神科診療とは?

2024年6月21日(金) 10:45 〜 12:45 J会場 (札幌コンベンションセンター 2F 201+202会議室)

司会:渡邊 衡一郎(杏林大学医学部精神神経科学教室),古郡 規雄(獨協医科大学精神神経医学講座)
メインコーディネーター:古郡 規雄(獨協医科大学精神神経医学講座)

精神科診療における患者満足度の高さは、患者の健康状態だけでなく、治療の成功にも深く関連している。精神的な健康の問題に直面している患者は、しばしば複雑な症状や苦痛を抱えており、適切な支援とケアを必要とする。しかし、その過程で患者が自分自身を尊重し、診療プロセスに信頼を寄せることができるかどうかが治療の成否に影響を与える。このテーマについての議論と研究は、精神科診療の質を向上させ、患者の健康と幸福に寄与することで、医療提供者、政策立案者、そして患者自身にとって不可欠である。患者満足度の高い精神科診療を実現するために、専門家と患者、そして関係者全体が協力し、持続的な改善を追求する必要がある。
そこで本シンポジウムでは、菅原先生には患者満足度の高い診療の最新の文献レビューを、渡邊先生にはSDM の考え方と実践方法について、夏苅先生には患者や家族のアンケート調査の結果をまとめていただき、相良さんには当事者の視点からは発表していただく予定である。