第120回日本精神神経学会学術総会

セッション情報

一般シンポジウム

一般シンポジウム62
新たな精神科作業療法の方法論:作業療法の意義と価値を再考する

2024年6月21日(金) 13:25 〜 15:25 I会場 (札幌コンベンションセンター 2F 204会議室)

司会:渡邊 衡一郎(杏林大学医学部精神神経科学教室),杉山 暢宏(信州大学医学部保健学科)
メインコーディネーター:渡邊 衡一郎(杏林大学医学部精神神経科学教室)

精神科作業療法が保険収載されてから今年で50 年が経つ。作業療法は、慢性期の統合失調症患者に対するリハビリテーションの一環として普及してきた経緯があるが、近年は、急性期の治療場面やその行動特性に着眼した作業療法が実践されるようになり、急性期医療に特化しつつある地域基幹総合病院や特定機能病院において作業療法の効用が見直されている。本シンポジウムでは、新たな視点で急性期作業療法のプログラムや評価方法が導入している特定機能病院(大学附属病院)精神科病棟の作業療法担当者と、共に活動する医師が登壇し、各病院の急性期作業療法の取り組みとその狙い、成果などについて発表をしていただく。本シンポジウムは、「作業療法の今」を学会参加者と共有することで、作業療法のさらなる可能性を広げるだけでなく、精神科医療の発展へとつながるものになることが期待される。

田中 佐千恵1, 公家 龍之介2, 中野 未来2, 杉山 暢宏3, 小林 正義1, 鷲塚 伸介4 (1.信州大学医学部保健学科基礎作業療法学, 2.信州大学医学部附属病院リハビリテーション部, 3.信州大学医学部保健学科実践作業療法学, 4.信州大学医学部精神医学教室)

早坂 友成1,2,3, 長島 泉1,2,3, 星野 未来3, 栗原 真理子2,3, 大江 悠樹2,3, 青鹿 由紀3, 櫻井 準2,3, 坪井 貴嗣2,3, 渡邊 衡一郎2,3 (1.杏林大学保健学部リハビリテーション学科作業療法学専攻, 2.杏林大学医学部精神神経科学教室, 3.杏林大学医学部付属病院精神神経科)