第51回日本理学療法学術大会

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一般演題ポスター

日本地域理学療法学会 一般演題ポスター
地域P11

Sun. May 29, 2016 10:00 AM - 11:00 AM 第11会場 (産業振興センター 2階 セミナールームA)

[P-TK-11-6] 東京都理学療法士協会 大田支部 大田区理学療法士会の設立と活動報告

栗田慎也1,2, 友清直樹1,3, 小磯寛1,2, 板谷匠1, 山田学1, 内藤貴司1,4, 中山孝1,5, 日下さとみ1,5, 植田拓也1,3, 本間格1,3, 伊藤滋唯1, 池田恵1, 田中重成1, 平嶋康宜1, 森島健1,4 (1.大田区理学療法士会, 2.公益財団法人東京都保健医療公社荏原病院, 3.医療法人社団涓泉会山王リハビリクリニック, 4.学校法人後藤学園東京衛生学園専門学校, 5.東京工科大学医療保健学部理学療法学科)

Keywords:地域包括ケアシステム, 支部活動, 地域連携

【はじめに,目的】

リハビリテーション職は,住民が人生の最後まで住み慣れた地域で自分らしく暮らすことを目指す地域包括ケアシステムの中で重要な役割を担うが,理学療法士が個人や職場単位で実現できることは限られていることから,ネットワーク作りが重要である。

大田区理学療法士会は3点(①医療・介護職の顔と顔の見える連携の推進,②介護予防事業を中心とした地域事業等の窓口,③地域のリハビリテーション職種のスキルアップ)を実現するために発足した。今回は,その経過と活動の報告をする。


【方法】

①準備委員会の設立:平成26年3月より準備委員会を立ち上げるために,7施設11名の有志が集まり会議・研修会の準備を実施。同年7月には大田区在勤の全理学療法士を対象に研修会・施設間交流目的に懇親会を実施。参加者101名。

②大田区理学療法士会準備委員会設立(全3回会議開催):同年12月より19施設27名の有志による大田区理学療法士会準備委員会となる。

③大田区理学療法士会発足:平成27年3月24日に発足式典を挙行し,参加者180名(大田区在籍の理学療法士の約60%)が参加。


【結果】

大田区内(4ブロック)の各ブロックが担当し,知識・技術の向上を目的とした研修会を実施している(4回/各ブロック/年)。対外的活動では,大田区介護支援専門連絡会などへの参加,茨城県つくば市の理学療法士との意見交換,大田区開催のおおた福祉フェス2015への後援・ボランティア参加などを行った。

対外的活動を通して,医療・介護職種との連携や介護予防事業や行政などから問い合わせを受けるなど地域包括ケアシステムの中で当会の位置づけが芽生えてきている。


【結論】

地域包括ケアシステムを推進するためには,他の医療・介護職種や区民と連携を深める機会を積極的に設け当会の活動を周知するとともに,大田区内の理学療法士がさらに地域活動に興味を抱く研修会などの開催の活動が必要である。