日本デザイン学会第71回研究発表大会

セッション情報

オーガナイズドセッション

[OS5] オーガナイズドセッション_5

2024年6月23日(日) 15:00 〜 17:00 第2会場 (2E308教室(2号館 3F))

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 21世紀に入り,社会全般でパラダイム変換が起きています.大きな流れとして機械論から生命論(全体論,主客一体,性質・意味,円環的因果律など)への変換です.以下,これからのベクトルを示します.
①近代化(モダニズム)の考え方の終焉
②多様化,許容化のうねり
③デザインの中心性の喪失
④デザインの領域の拡大 →脱モノ・コトの世界からビジネスシステムへ
⑤デザイナーの多様化
 以上の5つのベクトルから,以下の新たなデザインの骨組み提案をします.
①ホリスティック・システムデザインの考え方と方法の提案
機械論の手法として,システム方法がありますが,生命論の「全体論」と「主客一体」の視点からシステム方法を見直し,有機的なホリスティック・システムデザインの考え方と方法を提案します.デザインだけでなく,ビジネスなどの幅広いシステムに活用できる方法です.
②新しい価値の提案
価値創造がデザインの主な役割になります.豊かな生活の実現や自然環境の回復などのデザインの新たな価値を体系的に提案します.
③新しい人材教育の提案
従来の体験教育だけでなく,論理教育や知識も重要で,左脳と右脳のバランスが取れたデザイン及びビジネスの人材教育を提案します.
④新しいデザインマネジメントの提案
ホリスティックな視点からビジネスなどの様々な分野でも活用できるデザインマネジメントを提案します.

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