第74回塑性加工連合講演会

ご挨拶

第74回塑性加工連合講演会開催にあたり


   

実行委員会委員長 白鳥 智美
富山大学学術研究部工学系


 新型コロナウィルス感染症の取り扱いが2023年5月8日に2類相当から5類に移行されました。徐々にではありますが感染拡大前の日常を取り戻せつつあります。昨年の73回連合講演会は仙台にて2大会ぶりに対面開催を行うことができました。第74回塑性加工連合講演会はこれまでの経験を活かしながら、2023年11月17日(金)〜18日(土)に富山国際会議場で開催をさせていただきます。
 塑性加工は製品に直結する加工方法であり、歴史は古く、ものづくりを根本から支えてきました。我が国の掲げる指針として、「2050年カーボンニュートラル宣言」をはじめ、脱炭素化や温室効果ガス排出削減など環境にやさしいものづくりを実現させるために、塑性加工にかぎらずものづくり全体が大きな転換期を迎えております。本講演会でも、カーボンニュートラルやSustainable Development Goals(SDGs)への対応を見据えた塑性加工技術のテーマセッションが企画をされております。
 
加えて、本講演会から企業展示や広告に関する新たな取り組みとして、スポンサー制の導入を図りました。日本塑性加工学会は大学や国研、公設試などの研究機関と本会の趣旨にご賛同をいただいている賛助会員企業などに属する会員の皆様によって支えられております。スポンサー制の導入によって講演会や懇親会での人材交流や技術交流が更に活発になることを期待しております。
 
本講演会の開催にあたり、スポンサーならびに協賛いただきました企業の方々、準備と実施に携わっていただいてきた講演会運営委員会、学会事務局、実行委員会、北陸支部、富山大学の関係諸氏には厚く御礼申しあげます。
 
最後に、多数のご聴講と活発なご討論をおこなっていただくことで、本講演会が塑性加工技術分野の発展に貢献できれば幸いです。多くの皆様のご参加をお待ちしております。