2023年度塑性加工春季講演会開催にあたり

　2023年度塑性加工春季講演会を2023年6月9日（金）～11日（日）に名古屋工業大学で初開催します。移動の時間節約やスライドの見やすいオンライン、意見交換のしやすい対面、両者ハイブリッドは理想的かもしれませんが高い費用が掛かります。以上のことから、新型コロナの制限緩和もあり、仙台に続き、今回も対面で実施します。出会いや対話を通じて、技術課題を解決するヒントがきっとあるはずです。この開催に込めた密かな願いは「塑性加工の活力を未来へつなごう」です。
　1日目は総会と贈賞式で、受賞講演については2日目からの関連技術分野の一般講演に組み込んでいます。企業展示も一般講演の会場近くに設置します。どうぞお立ち寄りください。今回から韓国塑性加工学会KSTPとのジョイントセッションが再開し、午後の特別講演I ではKSTP会長・副会長の挨拶と講演も予定しています。続く特別講演IIでは、NEDOの矢部様にカーボンニュートラルの話題でご登壇いただきます。関連するテーマ発掘にお役立てください。特別講演の後は生協食堂で懇親会です。久々に全国からの旧知・新顔も集い、近況や技術談義のひと時になさってください。対話の力はお互いを元気にしてくれます。
　3日目は 一般講演のほかに戦略委員会報告会として、鍛圧機械工業会からロードマップを話題にご講演いただきます。自動車技術会、熱処理技術協会に続くシリーズで、他の学協会との相互協力づくりの一環です。そのあとお昼時は賛助会員と学生会員のポスターセッションを企画しています。軽食をご用意します。リラックスして、技術交流にご参加ください。またコマーシャルセッションにもぜひお寄りください。様々な企業の紹介は協力先の選定、学生さんにとっては魅力的な会社の発見も期待できそうです。
　参加者のこれからを応援するように企画し、この実現には、講演会運営委員会、事務局、東海支部実行委員会には多くのご協力をいただきました。あらためて深く感謝申し上げます。皆様のご参加を心よりお待ちしています。多くの方々の技術交流が、新たな塑性加工の活力を生むことを願っています。