2020年日本表面真空学会学術講演会

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[A3] シエンタ オミクロン株式会社

シエンタ オミクロン株式会社

2015年5月28日に、VG Scienta社とOmicron NanoTechnology社が合併し、新たにScienta Omicron社としてスタートすることとなりました。シエンタ オミクロン株式会社は、日本の研究開発分野で本格的な貢献をする目的で、日本総代理店として設立いたしました。
 VG Scienta社は、光電子分光の黎明期からその重要性に着目し、世界のトップブランドとして、世界最高の角度・エネルギー分解能を誇る角度分解光電子分光装置(ARPES)、大気圧下での測定を可能とした環境制御光電子分光装置(APPES)、非破壊で化学状態観測を可能とした硬X線分光装置(HAXPES)といった先端技術をお客様と共に開発し、市場に導入してきました。
 Omicron NanoTechnology社は、超高真空技術を駆使した走査型トンネル顕微鏡(STM)、原子間力顕微鏡(AFM)、X線光電子分光分析装置(XPS)など、卓越した製品群を通じて最先端技術を市場に提供し続けてきました。
 両社の優れた技術が融合することによって、製品の幅も充実し、よりお客様のニーズに寄り添ったご提案ができる体制となりました。
 今後は、最先端の評価技術関連装置を提供することばかりでなく、充実したサービス、テクニカルサポートを重点拡張化し、日本の科学と産業の発展に貢献することを使命としています。
私たちの評価技術にどうぞご期待ください。
事業内容
○固体表面の分析・評価技術、製膜技術
○関連装置の輸入と開発・製造・サービス・販売


実験室系硬X線光電子分光装置 “HAXPES Lab”
従来、強度と分解能の問題から主に放射光施設での利用が主流であった硬X線光電子分光測定が、実験室でも可能となりました。多彩なオプションを搭載し国内外で続々稼働中です。

角度分解光電子分光装置 “DA30L” “DA20”
アナライザーレンズ部分に二段偏向電極を備える事で、試料の角度を変えずに角度分解光電子分光が測定可能となりました。 2013年に200mmの軌道半径を持つR4000 の後継機としてDA30が開発され新たなトレンドを生み出してまいりましたが、 この度R3000の後継機としてコンパクトなDA20が登場いたしました。ディレイライン検出器や高速カメラなど、お客様の研究テーマに合わせて多彩な構成がラインナップされております。 またVU光源、Laser光源、X線源といった励起光源の種類も随時拡大中です。

雰囲気制御光電子分光装置 “HiPP2” “HiPP3”
従来真空中でのみ測定可能であった光電子分光測定を、アナライザーに差動排気を設ける事によって、雰囲気下で測定する事が可能となりました。 これにより真空中では観測する事が出来なかった、固液/固気界面での化学状態変化の観察へのアプローチが可能となりました。 光源はUV線源から硬X線源まで対応し、混合ガス、溶液の制御もお客様のテーマに合わせて設計させていただきます。
Materials Innovation Platform
製膜や結晶成長といった試料生成から分析まで、一連の過程を大気開放することなく達成するプラットフォームです。お客様の研究テーマに沿ったシステムソリューションをご提案させていただきます。


超高真空SPM Head “TRIBUS”
新しいSPMヘッド “TRIBUS”。そのヘッドをベースに新しい3つのシステムを提供します。コンパクトな”STREAM”、長時間冷媒保持が可能な”PORLA”、無冷媒SPM ”INFINITY”。また“TRIBUS”ヘッドは お客様の装置に組み込むことで 高磁場・極低温など より特化した環境においてもその性能を発揮いたします。

低温SPM “LT-STM3”
LT-STMは長年にわたり 画期的な結果を生み出し続けています。最先端研究の要求に応じて開発を重ね、第3世代となりました。レンズホルダーや高周波配線などのオプションで STM・STS・AFMのみならず TERS(ラマン)やトンネル分光、ポンププローブ時間分解SPM、電子スピン共鳴等 新しい手法による測定が可能です。

高性能低温4探針SPMシステム  “LT NANOPROBE"
高空間分解能SEMによる多探針ナビゲートが可能なLT NANOPROBEは、多探針装置としての特性を生かしナノスケールの電気伝導特性の評価装置として活躍しています。また原子・分子操作においても画期的な結果を生み出しています。
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    http://scientaomicron.co.jp/