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[1Ba10] 水溶性の両親媒性高分子を用いた超低摩擦界面の設計
水系潤滑は生体界面の低摩擦を司る機構としての重要性に加え,エネルギーの効率的利用や低環境負荷などSDGsの観点からも注目を集め,研究が加速している.水系潤滑の適用分野拡大に向けた大きな課題は耐荷重性が低いことであり,その対策の一つに添加剤の利用がある.我々は水溶性高分子を検討しており,シリコーン系両親媒性高分子の添加剤が滑り界面に吸着,水和層を形成して荷重を支え,高い潤滑効果を示すことを見出した.