[1Ca02-12] 表面科学(物性)

[1Ca11R] 表面相互作用によるジラジカル性変調に関する理論研究

*多田 幸平¹、尾崎 弘幸¹、藤丸 航志^1,2、北河 康隆³、川上 貴資²、奥村 光隆² (1. 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 電池技術研究部門、2. 大阪大学大学院理学研究科、3. 大阪大学大学院基礎工学研究科)

ジラジカル状態は酵素反応や単分子磁石など様々な物質を理論的に検討するうえで重要な電子状態の一つである。他方、固体表面の一般的な電子状態計算法である密度汎関数平面波法の結果からジラジカル状態の特徴量を簡便に算出する方法はなく、データ駆動型研究及び表面相互作用解析の妨げとなっていた。本発表では、電荷密度に基づき簡便に特徴量を解析する方法を提案し、表面相互作用による変調を理論的に検討する。