2021年日本表面真空学会学術講演会

講演情報

表面科学・構造(SS3)

[1Cp01-13] 表面科学(構造)

2021年11月3日(水) 13:30 〜 17:00 C会場 (高松)

座長:山田 洋一(筑波大学)、塚原 規志(群馬工専)

15:30 〜 15:45

[1Cp09] ミュオンスピン回転・緩和法を用いたルチル型TiO2欠陥構造解析

*三輪 寛子1、下村 浩一郎2、Pant Amba2、鳥養 映子3、永嶺 兼忠2,4、朝倉 清高5 (1. 電気通信大学、2. 高エネルギー加速器研究機構、3. 山梨大学大学院医学工学総合研究部、4. カリフォルニア大学リバーサイド校、5. 北海道大学触媒科学研究所)

ルチル型TiO2内部の欠陥構造を素粒子であるミュオンをプローブとして用いたミュオンスピン回転/緩和/共鳴(µSR)法により検討したところ、安定構造の一つとして、酸素欠陥内部で水素原子が二つ安定化するという新しい構造を見出した。また、DFT計算によりこれらの水素はヒドリドとして存在し安定化していることを示した。