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[1Ea10Y] オペランド時間分解CARS分光法による発電時過渡状態における燃料電池電解質膜内の水分布とその化学状態の解析
燃料電池自動車の運転中,電力は刻一刻と変化する。プロトン交換膜内部の水分布やその化学状態は、燃料電池の性能や耐久性に影響を与える。ゆえに,PEM内部の反応分布を測定するためのオペランド分析法の開発が不可欠である。本研究では,非線形ラマン分光法を用いて,燃料電池運転中の電解質膜中の水の分布とその化学状態を,高い空間分解能(10μmφ(面積)×1μm(深さ))と時間分解能(0.5秒)で測定した。