2021年日本表面真空学会学術講演会

講演情報

表面科学・反応(SS2)

[2Da03-14] 表面科学(反応)

2021年11月4日(木) 09:00 〜 12:00 D会場 (金刀比羅)

座長:寺澤 知潮(日本原子力研究開発機構)、山川 紘一郎(日本原子力研究開発機構)

11:15 〜 11:30

[2Da12S] 光アシスト逆シフト反応における還元型モリブデン酸化物触媒の構造解析

*内藤 眞太郎1、桑原 泰隆1,2,3、楠 和樹1、山下 弘巳1,2 (1. 大阪大学大学院工学研究科、2. 京都大学触媒電池元素戦略拠点、3. JSTさきがけ)

還元型モリブデン酸化物は,構造内に豊富な酸素欠陥を有し,可視~近赤外光域の光を強く吸収する。この触媒を用いた逆シフト反応は導入された酸素欠陥量に依存して活性が向上し,in-situ XAFS測定より,酸素欠陥の消費,生成がサイクル的に進行することを確認した。また,可視光照射下での反応では活性が2倍以上増加し,in-situ UV-vis測定より,SPR由来光吸収が活性向上に寄与することを確認した。