11:30 〜 11:45
[2Da13S] 水素スピルオーバーを利用した還元型酸化チタン光触媒の調製
水素スピルオーバーは,担持金属粒子上で水素が結合開裂し,担体表面を流れていく現象である。本研究は、水素スピルオーバーを用いて、比較的温和な条件で還元型酸化チタンナノロッド光触媒を開発した。ESR測定の結果、水素スピルオーバーを用いた還元処理によってTi3+や酸素欠陥の形成が確認された。光触媒活性を調査した結果、低温で還元した試料の活性が最も高いことが分かった。