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[2Ea10S] Ag(111)上の高密度O2単分子層の原子間力顕微鏡観察
Ag(111)上の酸素分子単層の高密度相を原子間力顕微鏡で実空間観察することに初めて成功した。走査トンネル顕微鏡では非破壊に観察することは困難だった。局所観察によって、過去に報告がなかったドメイン構造を持つこととドメインごとの格子ひずみがあることを明らかにした。グラファイト基板上では格子の変形を伴う磁気相転移が報告されており、格子ひずみには酸素分子のスピンが関わることが期待される。