[2Ea03-14] 低次元・ナノ構造・ナノ物質

[2Ea14S] グラフェン表面に凝集した水のダイナミクスに関する分子動力学シミュレーション

*木岡 夕星¹、前川 侑毅²、笹岡 健二³、山本 貴博^1,3 (1. 東京理科大学理学研究科、2. 東京理科大学工学研究科、3. 東京理科大学ウォーターフロンティア研究センター)

近年の研究により、疎水性であるグラフェンの表面に大気圧雰囲気下においてファンデルワールス力によって水が層状に凝集していることが明らかとなった。そこで、我々は分子動力学シミュレーションを用いて、グラフェン界面上の特異な水の回転運動を解析した。その結果、グラフェン表面からバルク領域に近づくにつれて、よりランダムな回転運動を示すことが明らかとなった。