[2P10S] STM の電流による SrTiO3(100)-√13×√13 表面上の原子スイッチ
遷移金属酸化物は、電荷・スピン・軌道の自由度が絡み合い興味深い物性を示す。特に、絶縁体であるペロブスカイト型酸化物薄膜のSrTiO3とLaAlO3の金属的界面状態は、次世代デバイスとして注目されている。本研究ではこれらの特異な物性に深く関わる、界面の原子スケールでの原子構造や電子状態を調べた。その過程で、遷移金属酸化物基板としては稀なSrTiO3基板上の原子スイッチを発見したので報告する。