2021年日本表面真空学会学術講演会

講演情報

ポスターセッション(コアタイム)

[2P01-37] ポスター・企業展示

2021年11月4日(木) 15:30 〜 17:30 P会場 (P会場)

座長
15:30-16:30 吉田靖雄(金沢大)
16:30-17:30 勝部大樹(長岡技術科学大)

[2P10S] STM の電流による SrTiO3(100)-√13×√13 表面上の原子スイッチ

*金 庚民1、山崎 詩郎2、勝部 大樹3、山下 隼人1、阿部 真之1 (1. 大阪大学大学院基礎工学研究科、2. 東京工業大学理学院物理学系、3. 長岡技術科学大学技学研究院)

遷移金属酸化物は、電荷・スピン・軌道の自由度が絡み合い興味深い物性を示す。特に、絶縁体であるペロブスカイト型酸化物薄膜のSrTiO3とLaAlO3の金属的界面状態は、次世代デバイスとして注目されている。本研究ではこれらの特異な物性に深く関わる、界面の原子スケールでの原子構造や電子状態を調べた。その過程で、遷移金属酸化物基板としては稀なSrTiO3基板上の原子スイッチを発見したので報告する。