2021年日本表面真空学会学術講演会

講演情報

ポスターセッション(コアタイム)

[2P01-37] ポスター・企業展示

2021年11月4日(木) 15:30 〜 17:30 P会場 (P会場)

座長
15:30-16:30 吉田靖雄(金沢大)
16:30-17:30 勝部大樹(長岡技術科学大)

[2P37] 脂質膜界面でのアミロイドβの初期凝集に対する非平衡空間の効果

*飯田 茜1、並河 英紀2 (1. 山形大学大学院理工学研究科、2. 山形大学理学部)

アルツハイマー病は、脳内の間質液が流動する非平衡開放空間にてアミロイドβ(Aβ)蛋白質が脳細胞表面に凝集・蓄積する特徴を有するが、その機構は未解明な部分が多い。本研究では、毒性が強いオリゴマー状態と細胞膜間の相互作用に着目し、独自に開発した非平衡開放系にて脂質膜界面におけるAβ単分子の挙動を追跡した。本結果より、非平衡開放系のAβ凝集に対する分子科学的寄与と脂質膜上の初期のAβ凝集挙動を提案する。