2021年日本表面真空学会学術講演会

講演情報

部会

[3Ba01-12] スパッタリングおよびプラズマプロセス技術部会「スパッタ・プラズマで切り拓くナノ構造の世界」

2021年11月5日(金) 09:00 〜 12:00 B会場 (オリーブ)

座長:中野 武雄(成蹊大学)、黒岩 雅英(東京電子)

10:30 〜 11:00

[3Ba07] 改良型スパッタ法による強誘電体メモリ材料ナノ結晶の形成

*西田 貴司1、松澤 杏美1、大賀 直哉1、小野 淳之佑1、田中 響1、渡邉 力1、井上 瑞基1 (1. 福岡大学工学部)

強誘電体メモリ(FeRAM)の実現には材料のナノサイズ化と高品質化が必要である。本研究ではスパッタ法を改良して強誘電体材料であるPbTiO3のナノ結晶の育成に取り組んだ。基板にはサファイアの原子平坦面を用いた。その結果、得られたナノ結晶は高い配向性を有し、サイズは均一でかつ規則正しく配列していた。この改良スパッタ手法で、強誘電体ナノ結晶の高品質化に加え、形成位置の制御も可能であることが示された。