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[3Ea03] 人工脂質二分子膜系の新入力としての膜平行電圧の導入
細胞膜の基本構造である脂質二分子膜を人工的に形成した平面脂質二分子膜系は、膜タンパク質の機能評価系として広く用いられている。しかし、その測定法は数10年間変わらず、膜貫通電圧を制御して電流を計測する1入力1出力システムであった。我々は、この脂質二分子膜系への更なる入力を着想し、従来の膜貫通電圧に加えて、膜に平行な方向の電圧を印加できる膜系の構築を試みたので、ここに報告する。