2021年日本表面真空学会学術講演会

講演情報

ポスターセッション(コアタイム)

[3P01-27] ポスター・企業展示

2021年11月5日(金) 13:30 〜 15:30 P会場 (P会場)

座長
13:30-14:30 一ノ倉聖(東工大)
14:30-15:30 土師将裕(東大)

[3P12] 機械学習による電界イオン顕微鏡像の結晶方位の同定

*山田 瑞貴1、岡澤 正将1、永井 滋一1、畑 浩一1 (1. 三重大学大学院工学研究科)

電界イオン顕微鏡(FIM)は先端を先鋭化した試料表面の原子配列を観察でき、電界蒸発中に連続撮影したFIM像により試料原子配列の3次元再構成を行うことで内部構造まで観察可能である。その際に必要とされる圧縮率算出に向けて、機械学習を用いてタングステンFIM像の結晶方位を自動同定した。結果として、全データ数の88%に対して正しい結晶方位が出力されたことから、この方法は有効であることが示された。