The 11th Annual Meeting of Japanese Society for Pharmaceutical Palliative Care and Sciences

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シンポジウム

[S-20] シンポジウム20 在宅緩和ケアと薬剤師のあり方 〜診療報酬制度の限界はどこにあるか〜

Sun. Jun 4, 2017 10:00 AM - 12:00 PM 第6会場 (204会議室)

オーガナイザー:二村 昭彦 (藤田保健衛生大学 七栗記念病院 薬剤課), 座長:高橋 眞生 (カネマタ薬局), 轡 基治 ( うえまつ調剤薬局)

国は、団塊の世代がすべて後期高齢者となる2025年を目途に、全国5万7,000軒の薬局を、地域医療の核となるかかりつけ薬局へと再編成すると宣言されている。差し迫った超高齢社会を前に、地域医療を再構築するには、もはや国が前面に出て薬局形態を組み直さなければ間に合わないという、強い危機感の表れとも考えられる。一方、在宅医療における薬剤業務の課題として、在宅訪問業務を応需可能な薬局の情報不足(届出情報と実際の対応可否に乖離)、在宅訪問業務に対応できる薬局・薬剤師の不足、麻薬の供給、無菌調剤が必要な医薬品や機材、衛生材料の供給などがあげられる。今回、「在宅緩和ケアにおける薬剤師のあり方~診療報酬制度の限界がどこにあるか~」をテーマに、在宅緩和ケア医の立場から児玉佳之先生に、現行制度の問題点と展望を御講演ただき、在宅緩和ケアで活躍されている薬剤師の立場から、白石丈也先生、柴田賢三先生に実際の在宅医療の現状と診療報酬制度に対する期待について述べていただく。持続可能な在宅医療の構築のために、新たな将来ビジョンを皆様とともに情報交換したいと思います。