第11回 日本緩和医療薬学会年会

セッション情報

シンポジウム

[S-22] シンポジウム22 緩和薬物療法認定薬剤師の取得と更新に向けて -症例報告書の書き方と認定試験を中心に-

2017年6月4日(日) 14:00 〜 16:00 第3会場 (中ホールA)

オーガナイザー・座長:平山 武司 (北里大学病院 薬剤部), 座長:竹内 尚子 (トライアドジャパン株式会社), 千堂 年昭 (岡山大学病院 薬剤部)

日本緩和医療薬学会では、平成21年度から緩和医療に携わる職種の方々の緩和薬物療法に関する知識と技術の向上、ならびにがん医療の均てん化に対応できる人材の育成を目指して、緩和薬物療法に貢献できる知識・技能・態度を有する薬剤師を「緩和薬物療法認定薬剤師」として認定しています。これまでに8回の認定試験および認定取得後5年毎の更新審査を3回実施してまいりました。その結果、今年度からすべての都道府県に緩和薬物療法認定薬剤師が在住し、595名が医療の現場で活躍しています。しかし、現在の認定薬剤師数は、一般会員数に対する割合が16%程度であり5名以下の都道府県が20県存在し、さらなる増員が望まれます。本シンポジウムでは、まず認定委員会委員から「認定薬剤師の申請および更新時の注意点」を解説し、症例報告の書き方について「症例報告作成の手引きの解説」、「病院および保険薬局薬剤師による症例報告の良い例、悪い例の紹介」をさせていただきます。そして、試験委員会から受験時の注意点、試験問題の傾向、出題意図などについて情報提供します。
本シンポジウムは、認定取得および更新を目指す会員の一助になることを目的とします。申請の手続き、症例報告、さらには日常業務の参考にしていただければ幸いです。なお、緩和薬物療法認定薬剤師の申請および認定更新の要件等の詳細は、学会ホームページをご参照ください。