The 11th Annual Meeting of Japanese Society for Pharmaceutical Palliative Care and Sciences

Session information

シンポジウム

[S-23] シンポジウム23 「在宅看取り」を考える ~多死社会を乗り切るために薬剤師が出来ること・するべきこと~

Sun. Jun 4, 2017 2:00 PM - 4:00 PM 第4会場 (中ホールB)

オーガナイザー・座長:坂本 岳志 (あけぼの薬局 在宅支援室), 座長:高橋 眞生 (カネマタ薬局)

これから先の在宅緩和医療を考えるうえで、在宅での看取りは避けて通れない問題であると感じている。在宅に関わる薬剤師はまだまだ少ない状況にあるが、そのような中でも先進的に在宅緩和医療や在宅看取りに積極的にかかわりを持っている薬剤師も少なからず増えていると感じている。
 在宅看取りをすることが目的ではなく結果であることは重々承知ではあるが、そこに至るまでにはいろいろな問題や葛藤、地域性があると思われる。薬剤師は医師や看護師と比べ、患者の死に直面することが非常に少ない職種であっただけに、在宅看取りの現場に立ち会うことに少なからず抵抗や拒否感を抱くことがある。
しかし、患者が亡くなる直前まで薬剤が使用されていたり、在宅看取りを支えるスタッフとして関わりがあったりするため、薬剤師にも在宅看取りにかかわる覚悟が必要であり、多職種との協同することは不可欠となる。
 そこで今回、医師・看護師を含めたシンポジストの方々より、在宅看取りの現状と問題点、薬剤師としてどうかかわるべきか等を議論できればと考える。