The 11th Annual Meeting of Japanese Society for Pharmaceutical Palliative Care and Sciences

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シンポジウム

[S-24] シンポジウム24 緩和ケアチームの薬剤師は2025年に向かって何をすればよいのか

Sun. Jun 4, 2017 2:00 PM - 4:00 PM 第5会場 (小ホール)

オーガナイザー・座長:八本 久仁子 (独立行政法人国立病院機構 浜田医療センター)

 団塊の世代が後期高齢者となる2025年に向かい、地域包括ケアシステムの構築が提唱されている。このシステムの中で、私達病院薬剤師は、どう専門性を発揮していけばよいのだろうか。 今回は、特に緩和ケアに関わる薬剤師、緩和ケアチームに所属する薬剤師の方向性について会場の皆さまと考えてみたい。
 まず最初に、緩和ケアに関わる薬剤師の現状を把握するために、全国国立病院機構(関連施設含む)164施設を対象にアンケート調査を実施した。がん診療拠点病院に限らず、施設の大きさも診療科も様々な病院の中で、それぞれにジレンマを抱えながら緩和ケアに対応する薬剤師の実態を公表する。病院薬剤師の皆様には、アンケート結果を聞きながら同じ悩みを共有していただけると確信している。
そして、今後どう進んでいくべきか悩んでいる薬剤師が多い中、まず、がんに関する症例が少ない中小病院の緩和ケアチームの現状と、今後の活動の展開について提案する。次に、大病院の緩和ケア専任薬剤師からは、普段の活動内容と、薬薬連携における問題点などを指摘していただく。
更に、病院薬剤師と連携をとる保険薬局は病院薬剤師に対して、どのような要望が有るのだろう。病院薬剤師、もっとしっかりしろよとの熱いメッセージをいただきたいと思う。

尚、アンケート調査は、全国国立病院薬剤部科長協議会の研究助成により実施した。
シンポジウムは、中国四国地区国立病院薬剤師会学術委員会緩和ケア研究会で企画した。