The 11th Annual Meeting of Japanese Society for Pharmaceutical Palliative Care and Sciences

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シンポジウム

[S-9] シンポジウム9 最新! 栄養管理で、食を支援!! 新たな緩和薬物療法の展開

Sat. Jun 3, 2017 1:30 PM - 3:30 PM 第6会場 (204会議室)

オーガナイザー・座長:脇田 雅子 (ませ調剤薬局), 座長:児玉 佳之 (医療法人社団 佳生会 こだま在宅内科緩和ケアクリニック)

我々は緩和ケア―チーム内にて薬学的緩和支援力を発揮できるよう今回は栄養管理への薬剤師の薬学的支援力をテーマにした。がん患者に栄養管理が必要な事は、周知されているが、最新、がん栄養管理について学ぶ機会が少ない。そこで、このシンポジウムでは、日本静脈経腸栄養学会学術評議員の2名の医師、更には病院薬剤師、保険薬局薬剤師、それぞれの立場から、がん患者において、最新 栄養管理の実践について御講演いただく。

まずは、沖縄にて高齢者の栄養に取り組んでいる吉田貞夫先生から超高齢化社会におけるサルコペニア、フレイルティ、認知症を見据えた栄養管理の必要性とその概要について教えていただく。
札幌にて在宅緩和ケアを実践している児玉佳之先生からは、終末期がん患者の栄養管理に関わる臨床検査データーなどから、がん終末期に最適な栄養管理法について、今後、薬剤師に期待することや、薬学的な視点からチームで介入すべき点についてお示しいただく。
病院薬剤師の鈴木慶介先生から、がん患者への栄養療法を加味した薬学的支援の現状と今後の実践版を示していただく。
最後は、保険薬局薬剤師で無菌調剤室を備えた設備をもたれ、震災後も福島市内にとどまり、在宅医療にとりくまれつづけた白石丈也先生より栄養管理で食を支援する喜びを語っていただく。

本シンポジウムを通して、栄養管理について、専門医が考え実践している事、最新のエビデンスを学び、我々薬剤師がチーム医療の一員として現場で、どのように実践していくかを学び、整理する機会としたい。
更には、 栄養管理における薬学的支援力の御研究の一端としてお役立ていただきたい。