The 11th Annual Meeting of Japanese Society for Pharmaceutical Palliative Care and Sciences

Session information

スポンサードワークショップ

[スポンサードワークショップ] スポンサードワークショップ
チームで実践するよりよい突出痛治療-進まないレスキュー薬の自己管理の現状の課題を共有し解決策をみんなで考える-

Sun. Jun 4, 2017 9:00 AM - 12:00 PM 第9会場 (107+108会議室)

座長:岡本 禎晃 (市立芦屋病院 薬剤科)

共催:協和発酵キリン

平成18年に改訂された『病院・診療所における麻薬管理マニュアル』(厚生労働省医薬食品局 監視指導・麻薬対策課)において,入院患者に麻薬を交付した際,患者自身が服薬管理できる状況であれば,患者に必要最小限の麻薬を保管させることは差し支えないこと,入院患者が交付された麻薬を不注意で紛失等した場合には麻薬管理者は麻薬事故届を提出する必要がないこと 等が盛込まれた.しかしながら,10年を経過しても病院での麻薬の自己管理が進んでおらず,『病院・診療所における麻薬管理マニュアル』に前記の点が記載されていることさえ医療従事者に浸透していないのが現実である.また,平成21年に発刊された『医療用麻薬適正使用ガイダンス』(厚生労働省医薬食品局 監視指導・麻薬対策課)においては,入院患者による麻薬の自己管理として,入院中の患者が自ら痛みの評価ができ,自らの意思で服用を行うことができるなど 自己管理が可能と考えられる場合は,当該患者に最小限の量を渡すことができると記載されている.本ワークショップは,退院後の患者は麻薬を自宅で管理している現状を踏まえ,マニュアルの改訂に至った背景を知るとともに,入院患者の麻薬自己管理を推進していく上での問題点や解決策について参加者とともに討論していく.