第29回 地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会

<実行委員長挨拶>

第 29 回
地下水・土壌汚染とその防止対策に関する
研究集会開催にあたって

 
 
 

第 29 回 実行委員長
(一般社団法人 廃棄物資源循環学会)

宮脇 健太郎
明星大学 理工学部
教授

 

 第29回を迎える本研究集会を2024年6月13・14日に山形県山形市の山形テルサで開催いたします。前回、新型コロナウイルスが5類に移行した直後の実施の開催ではありましたが、参加者も増えコロナ前の活発な議論が復活しました。今期も是非、皆様と共に研究集会を作り上げていきたいと思います。
 
本研究集会は、廃棄物資源循環学会、地盤工学会、日本地下水学会、日本水環境学会および土壌環境センターが共催して開催しております。また、多数の学協会、関連団体ならびに開催自治体にご後援頂きますことに厚く御礼申し上げます。
 
29年間の歴史の中で、初の山形開催となります。この時期の山形といえば、「さくらんぼ」が有名ですが、それ以外にも多数の風光明媚な場所、おいしい食材など魅力的なコンテンツを持つ地域です。山形新幹線他、遠隔地からのアクセスも良く、この地で地下水・土壌汚染に関わる技術者・研究者に集まっていただき、活発な意見交換・情報交換を行っていただきたいと思います。また、地下水土壌に関する研究を行っている学生の皆様にも多くご参会いただきたいと考えます。口頭+ポスター発表形式のメリットを生かし、ご自身の研究について専門家と議論を交わしていただき研究推進に役立てていただき、また、多くの最新研究や地下水・土壌汚染に対応する具体的な技術を学んでいただければと考えます。
 
近年、一般の方々の話題にもなっている有機フッ素化合物、その他人為由来・自然由来の多くの化学物質による汚染など、現在も、地下水、土壌汚染の課題は山積しています。本研究集会にて、様々な研究成果・技術的知見を広く示していただき、活発な議論が進むことを期待しています。本研究集会が、多くの課題解決に結びつく情報集約ができ、技術開発や現場適用ができる意見交換の場として、参加された皆さまにとって有益なものとなることを願っています。