2:00 PM - 2:10 PM
[30] Characteristic of spatial resolution to variable contrast and FOV for iterative reconstruction images
【目的】近年,CTの画像再構成法にはFBP法の他に逐次近似応用法,そして逐次近似法などがある.しかし逐次近似法を用いた画像のFOVやコントラストの変化による解像特性は明らかではない.そこで逐次近似再構成画像とその他の再構成画像のコントラスト,FOVに対する解像特性を比較し,検討する.
【方法】Aquilion ONE Genesis edition(東芝メディカルシステムズ社)を使用し,catphan600(The phantom laboratory社)を撮影した.FBP法と逐次近似応用再構成法,NPSモデル逐次近似応用再構成法には腹部用関数,逐次近似再構成法には腹部近似モデルを用いて横断面像を作成し,2つの手法で比較した.まず各再構成法でCTP404moduleの横断面像を作成し,4つのロッド(バックグラウンドとのCT値差:130,180,270,1000HU)に対してラジアルエッジ法を用いてMTFを計測した.次に各再構成法でFOVを240,180,120mmと変化させてCTP528moduleの横断面像を作成し,空間周波数の異なるラインペアを用いてMTFを計測した.
【結果】逐次近似再構成法ではコントラストが大きくなるほどMTFが向上した.一方で他の画像再構成法ではコントラストの変化に対してMTFがほぼ変化しなかった.従来の再構成法ではFOVの大きさによる変化はほぼ見られないが, 逐次近似再構成法ではFOVが小さいほどMTFが向上した.
【方法】Aquilion ONE Genesis edition(東芝メディカルシステムズ社)を使用し,catphan600(The phantom laboratory社)を撮影した.FBP法と逐次近似応用再構成法,NPSモデル逐次近似応用再構成法には腹部用関数,逐次近似再構成法には腹部近似モデルを用いて横断面像を作成し,2つの手法で比較した.まず各再構成法でCTP404moduleの横断面像を作成し,4つのロッド(バックグラウンドとのCT値差:130,180,270,1000HU)に対してラジアルエッジ法を用いてMTFを計測した.次に各再構成法でFOVを240,180,120mmと変化させてCTP528moduleの横断面像を作成し,空間周波数の異なるラインペアを用いてMTFを計測した.
【結果】逐次近似再構成法ではコントラストが大きくなるほどMTFが向上した.一方で他の画像再構成法ではコントラストの変化に対してMTFがほぼ変化しなかった.従来の再構成法ではFOVの大きさによる変化はほぼ見られないが, 逐次近似再構成法ではFOVが小さいほどMTFが向上した.