Japanese society of radiological technology kinki branch

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Oral Presentation

Nuclear Medicine

Sat. Jan 20, 2018 4:30 PM - 5:10 PM Room2 (2F)

座長:玉井 宏征(高清会 高井病院)、榎本 直之(国立病院機構京都医療センター)

4:40 PM - 4:50 PM

[37] Comparison of external radiation source and CT in PET attenuation correction

*大谷 一弘1、土橋 浩二1、岡崎 友美1、田中 康夫1、中川 克二1、中尾 裕次1 (1. 和歌山南放射線科クリニック)

【目的】減弱補正マップ(以下,μ-MAP)へ変化される線減弱係数は,エネルギー,被写体厚,内部物質に依存し減弱の割合が変化する.今回,低いエネルギーより変換されたμ-MAPを用いたPET/CTと外部線源137Cs(662keV)による高いエネルギーより変換されたμ-MAPを用いたPETにおいて,これらの違いによる変換精度を比較し,定量精度への影響,特性を把握する.

【方法】内部物質として,dφ25球にヨード370mg/ml(以下,I1)とI1を10,25,50,160,280倍に希釈した希釈液(以下,I10,I25,I50,I160,I280),水,油,空気を封入した自作球(以下,球)を作成する.球を円柱ファントムに設置し,B.G.が3.7kBq/mlとなるように18Fを希釈,封入する.このファントムをファントムA(φ200),ファントムAの周囲に同濃度の18Fを封入した吸収体を配置し,ファントムB(φ330)とする. PET/CTの管電圧を90kV,120kV,140kVと変化させた条件において撮影し,PETのTransmissionは40minとした.得られたμ-MAPの画素値,定量精度について比較する.

【結果】装置間において,PETでは空気,油,I1以外ではほぼ同じ値を示した.PET/CTではI160よりI1にかけて値が上昇し,I10付近で120kVに比して90kVで約+14%,140kVで約-6%の差を示した.ファントムの大きさには依存せずほぼ同様の傾向を示した.定量精度ではPET/CTでI1の球周囲に軽度上昇がみられた.PETでは変化は無かった.