Japanese society of radiological technology kinki branch

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Oral Presentation

Medical Information & Others

Sun. Jan 21, 2018 10:35 AM - 11:25 AM Room2 (2F)

座長:小川 宗久(神戸赤十字病院)、枚田 敏幸(済生会滋賀県病院)

10:55 AM - 11:05 AM

[47] Usefulness of assisting technician interpretation in systemic whole-body trauma CT diagnosis FACT

*富張 晋1,2、布垣 和也1、浜田 誠1、煎本 正博2、福井 敏明1、奥内 昇1 (1. 神戸市立医療センター中央市民病院、2. 鈴鹿医療科学大学大学院)

【背景】3段階読影法のFACTは効率的な外傷全身CT評価法である.救急外来では夜間当直帯は放射線科医がおらず,救急医が診療のかたわら画像診断を行っていることが多い.FACT第1段階の評価を診療放射線技師が行い,読影補助が可能か検証した.

【方法】全身外傷CT65症例を用い読影実験セットを作成し,救急認定技師3名による1症例3分間/例での読影実験を行った.該当症例病歴上のFACT第1段階の所見を救急医の読影結果とした.放射線科医の報告書所見を正診とし,両者の所見別の感度・特異度を求め,統計的有意差検定を行い有意差を検定し比較検討した.

【結果】読影実験での技師と救急医の読影結果には有意差はなかった.

【結論】技師の読影は放射線科医の読影できない環境での画像診断の補助となり,医療安全の向上に貢献することが示唆された