11:15 AM - 11:25 AM
[49] Trial of the next-generation of dose management system introduction
【背景】近年,放射線の被ばく線量管理の必要性が論じられるようになり,DIR(Dose Index Registry)の概念を臨床に取り入れる試みが開始され始めた.しかし,現状では主にCT検査のデータを対象とした線量管理システムが用いられてきた.これらのシステムは個々のモダリティーに直結し,直接線量データを取り出すものである.しかし,この方式では,モダリティーごとにシステムを購入する必要があり,経済面が足かせとなり普及が困難であった.
【目的】モダリティーごとに運用するシステムではなく,PACSに接続しすべての放射線機器からデータを収集できる次世代型線量管理システムに注目し,その可能性と現状の問題点について検討し,対策を講じたので報告する.
【方法】1) 次世代線量管理システムをPACSと接続し,PACS経由でDICOM情報を獲得し,線量データを取得する.2)取得したDICOM情報について解析し,問題点を洗い出す.3) 問題点を改善するための対策を行う.
【結果】当センターのPACSはDICOM準拠とされていたが,撮影部位分類において運用上の利便性を追求して,DICOMから逸脱したデータ(日本語入力)が用いられていた.このため線量管理システムが解析不能となる事態があった.これに対して,MWMとPACSの設定を見直し,ベンダーの協力の元,分類に必要な情報を取り出すことに成功した.今後はDICOMルールに抵触しない運用に切り替えられるよう改善していきたい.
【目的】モダリティーごとに運用するシステムではなく,PACSに接続しすべての放射線機器からデータを収集できる次世代型線量管理システムに注目し,その可能性と現状の問題点について検討し,対策を講じたので報告する.
【方法】1) 次世代線量管理システムをPACSと接続し,PACS経由でDICOM情報を獲得し,線量データを取得する.2)取得したDICOM情報について解析し,問題点を洗い出す.3) 問題点を改善するための対策を行う.
【結果】当センターのPACSはDICOM準拠とされていたが,撮影部位分類において運用上の利便性を追求して,DICOMから逸脱したデータ(日本語入力)が用いられていた.このため線量管理システムが解析不能となる事態があった.これに対して,MWMとPACSの設定を見直し,ベンダーの協力の元,分類に必要な情報を取り出すことに成功した.今後はDICOMルールに抵触しない運用に切り替えられるよう改善していきたい.