Japanese society of radiological technology kinki branch

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Oral Presentation

Radiotherapy

Sun. Jan 21, 2018 11:15 AM - 11:45 AM Room3 (3F)

座長:水野 裕一(大阪大学大学院)、井上 裕之(大阪市立総合医療センター)

11:25 AM - 11:35 AM

[59] Evaluation of MLC speed and investigation of optimal dose rate in IMRT -For improvement of irradiation efficiency beam on time-

*福田 勇一郎1、正井 範尚1、塩見 浩也1、辰己 大作1、呉 隆進1 (1. 都島放射線科クリニック)

【目的】当院はIMRTにおいてメーカ推奨の線量率320MU/minを使用してきた.しかしMLCはPTV形状,処方線量によりSegmentationが変化する.我々は計画毎にMLC速度の評価を行い,適した線量率での照射効率の最適化を検討した.

【方法】解析は各Segmentのleaf travel(以下LT),MU,そして320,640MU/minの両者からSegmentのMLC速度を算出した.次に1cm/sec以上で起こるbeam hold off rate(以下BHR)を算出し,定位照射のような高MUでLTが短い群,前立腺IMRTのように低MUでLTが長い群でのビームオンタイムの短縮率を評価した.次に各線量率でDMLC(幅5mm)のLog fileからposition error RMS,また2次元検出器を用いてMLCが複雑に動く脊椎IMRTにおける両者の測定点の線量相違を算出した.

【結果】高MUでLTが短い群の320,640MU/minのBHRは7.8±1.4%:17.7±6.8%,低MUでLTが長い群は25.4±6.7%:35.7±5.7%であり,時間短縮率は51.5±1.0%,88.5±2.8%であった.320,640MU/minのRMSの最大はそれぞれ0.12cm,0.19cmであり,線量相違は0.13±0.36%であった.

【考察,および結論】線量率の増加はLeaf Position Errorを増加させるが,送達線量への影響は極めて小さいことから計画毎での線量率の最適化は有用である.我々はLeaf Position Errorに対する懸念よりも時間的な照射効率を優先すべきであると結論した.