[02-02] 他社セントラルモニタの同フロア使用によるチャンネル混信トラブルを経験して
【背景】
社会医療法人弘道会は、当院の他に守口生野記念病院、寝屋川生野病院、萱島生野病院の3施設と、都島PET画像診断クリニック、老人保健施設4施設を運営している。また、社会福祉法人弘道福祉会として特別養護老人ホーム等12施設を運営している。その中で、当院のみ上階になにわ老人保健施設ラガールを併設している。2020年度からは臨床工学科の体制が変わりスタッフが一新された。その際、医療機器管理台帳が作成されていないことが発覚し、医療機器の所在確認やセントラルモニタのチャンネル管理等ができていない状況であった。
【事例】
当院では日本光電社製のセントラルモニタWEP-5218を導入しているが、コロナ対応病棟においてセントラルモニタの台数不足が発生したため、看護部の判断でなにわ老人保健施設ラガールにて使用しているフクダ電子社製のセントラルモニタDS-7780を配置し、レッドゾーンにて使用していた。その後、電波障害の発生によって送信機のチャンネル重複が発覚した。重複したチャンネルでは、フクダ電子社製のセントラルモニタには電波不良はみられなかったが、日本光電社製のセントラルモニタは電波切れと表示され、波形が表示できない状況であった。フクダ電子社製のセントラルモニタはレッドゾーンでの運用のため、日本光電社製の送信機ZS-630Pのチャンネル変更することで対応することとしたが、当院ではチャンネルライターを導入していなかったためメーカーへ依頼し、チャンネル変更に2日を要した。
【考察・結語】
コロナ禍での物資不足のなか、今後起こりうる南海トラフ地震等の災害発生時など、緊急時には医療機器の貸与が今後も発生することが考えられる。そのような場合にトラブルを未然に防ぐため、今後は臨床工学科でなにわ老人保健施設ラガールも一括して医療機器の管理ができる体制を整えるべきであると考える。
社会医療法人弘道会は、当院の他に守口生野記念病院、寝屋川生野病院、萱島生野病院の3施設と、都島PET画像診断クリニック、老人保健施設4施設を運営している。また、社会福祉法人弘道福祉会として特別養護老人ホーム等12施設を運営している。その中で、当院のみ上階になにわ老人保健施設ラガールを併設している。2020年度からは臨床工学科の体制が変わりスタッフが一新された。その際、医療機器管理台帳が作成されていないことが発覚し、医療機器の所在確認やセントラルモニタのチャンネル管理等ができていない状況であった。
【事例】
当院では日本光電社製のセントラルモニタWEP-5218を導入しているが、コロナ対応病棟においてセントラルモニタの台数不足が発生したため、看護部の判断でなにわ老人保健施設ラガールにて使用しているフクダ電子社製のセントラルモニタDS-7780を配置し、レッドゾーンにて使用していた。その後、電波障害の発生によって送信機のチャンネル重複が発覚した。重複したチャンネルでは、フクダ電子社製のセントラルモニタには電波不良はみられなかったが、日本光電社製のセントラルモニタは電波切れと表示され、波形が表示できない状況であった。フクダ電子社製のセントラルモニタはレッドゾーンでの運用のため、日本光電社製の送信機ZS-630Pのチャンネル変更することで対応することとしたが、当院ではチャンネルライターを導入していなかったためメーカーへ依頼し、チャンネル変更に2日を要した。
【考察・結語】
コロナ禍での物資不足のなか、今後起こりうる南海トラフ地震等の災害発生時など、緊急時には医療機器の貸与が今後も発生することが考えられる。そのような場合にトラブルを未然に防ぐため、今後は臨床工学科でなにわ老人保健施設ラガールも一括して医療機器の管理ができる体制を整えるべきであると考える。