The 27th Kinki Association for Clinical Engineers

Presentation information

一般演題

オンデマンド配信(一般演題) » 教育

教育

座長:橘 克典(大阪電気通信大学 医療健康科学部 医療科学科)、山下 繁(日本赤十字社 和歌山医療センター 臨床工学技術課)

[07-05] アメーバ経営論と臨床工学技士の取り組み

*廣畑 直実1、豊永 晴菜2、保井 義也1、田邊 伸明1、山本 哲也1、寺村 聡1 (1. 草津総合病院、2. 淡海ふれあい病院)

(はじめに)
 当法人は2015年まで赤字経営が続いており、経営状況は悪化していた。2015年に単年黒字化が達成されたが、今後の安定的で継続した成長を目的に2016年にアメーバ経営論が取り入れられる運びとなった。
アメーバ経営論の導入に伴い、各部署が経営へ参加しているという意識改革、全員参加型経営を実践する為の組織細分化、収支責任を明確化する為の指標として時間当たり付加価値の使用など様々な取り組みが行われた。
今回、アメーバ経営論の中で臨床工学技士としての関わりについて報告する。
(経過)
 各部門(係)の原価管理表と重点項目シートを作成することで目標設定が明確になりリーダーが自覚をもって行動する事につながった。部門会議<診療技術局会議<法人経営会議でそれぞれの部門業績の発表を行う必要があり、努力と結果が求められ臨床工学部全体で新しい取り組みを常に考えるようになった。また、時間当たり付加価値を増やすためにどのように行動する必要があるか常に考ねなければならずPDCAサイクルを考え行動するようになった。
(課題)
 常に新しいことや効率化を追求することが求められるが、ハードやソフト面によりできない事もある。そうした各リーダーからの要求に応え「やる気」を継続させる必要がある。
(最後に)
 2016年に導入されたアメーバ経営論は、各部門での業績に対する意識づけし、結果を出す為の工夫や改善を行うことができるツールとして有益なものであった。