The 27th Kinki Association for Clinical Engineers

Presentation information

一般演題

オンデマンド配信(一般演題) » 手術室

手術室②

座長:村田 佑介(医仁会武田総合病院 臨床工学科)、定 亮志(大阪市立大学医学部附属病院)

[14-03] 脊椎手術におけるナビゲーションシステムStealthStationS7とS8の比較

*永井 理一1、三井 友成1 (1. 姫路赤十字病院)

【はじめに】当院では脊椎手術においてMedtronic社のStealthStationを用いて年間約200例以上のナビゲーション業務を行っている。2014年よりStealthStation S7(以下S7)、2019年よりStealthStation S8(以下S8)を導入しており今回この2機種の性能比較を行った。

【方法】医師2名によるモニタの見やすさ、レジストレーションの手順、ナビゲーション・プロジェクションの表示について各項目3段階で評価を行った。また臨床工学技士4名により3Dモデルの精度や編集する際の操作性など各項目を5段階で評価を行った。

【結果】臨床工学技士の評価として、S8は術者側モニタ・操作者側モニタともにタッチパネル化したことで簡便かつ直感的な操作が可能となった。またS7ではinstrumentを認識してからでないとTapやDriverの径・長さを変更できなかったがS8では任意のタイミングで変更できるため術野での手技に与える影響も減少した。そしてinstrumentモデルの校正方法が変わったことによりS8に表示されるinstrumentモデルが粗くなった。

【まとめ】S7とS8の操作性における比較を行った。S7が評価されている点もあったものの、総合的にS8の操作性が優れていることがわかった。