[OM-1] 滋賀県臨床工学技士会における災害対策への取り組み
一般社団法人滋賀県臨床工学技士会 災害対策委員会
滋賀県臨床工学技士会災害対策委員の主な活動として、業務多忙である医師コーディネータに代わり、我々臨床工学技士がサブコーディネータという役割で介入し、施設間の繋がりや行政との連携強化に貢献している。
滋賀県では独自に構築した「琵琶湖災害時透析ネットワーク」を活用し、1年に1度災害時伝達シミュレーション訓練を実施しており、毎年訓練シナリオを変更し、地震や水害で透析継続が困難になったという想定を中心に、被害地域も変えながら県全体で危機感を持って取り組むよう工夫している。各施設はもちろんのこと、県庁や保健所も参加し、患者の受け入れ調整や依頼のやり取りが行政を交えてスムーズにできるよう訓練を重ねている。
また、県庁主導のもと「滋賀県人工透析支援関係者会議」と称した合同会議を定期的に開催し、訓練の振り返りや今後の課題について、行政、医師、臨床工学技士にて話し合っている。このように、行政と各施設との顔の見える関係づくりを密にし、協力し合い、支え合っていくことを重要としている。
そして昨今のコロナ禍では、県内の新型コロナ陽性透析患者数の情報を行政から提供してもらい、琵琶湖災害時透析ネットワークのホームページ上に掲載して日々更新していくことで各施設と情報共有できるようにしている。
今後としては透析のみならず、在宅にて医療機器を使用している場合の災害対策についても考慮していきたいと考えている。
滋賀県では独自に構築した「琵琶湖災害時透析ネットワーク」を活用し、1年に1度災害時伝達シミュレーション訓練を実施しており、毎年訓練シナリオを変更し、地震や水害で透析継続が困難になったという想定を中心に、被害地域も変えながら県全体で危機感を持って取り組むよう工夫している。各施設はもちろんのこと、県庁や保健所も参加し、患者の受け入れ調整や依頼のやり取りが行政を交えてスムーズにできるよう訓練を重ねている。
また、県庁主導のもと「滋賀県人工透析支援関係者会議」と称した合同会議を定期的に開催し、訓練の振り返りや今後の課題について、行政、医師、臨床工学技士にて話し合っている。このように、行政と各施設との顔の見える関係づくりを密にし、協力し合い、支え合っていくことを重要としている。
そして昨今のコロナ禍では、県内の新型コロナ陽性透析患者数の情報を行政から提供してもらい、琵琶湖災害時透析ネットワークのホームページ上に掲載して日々更新していくことで各施設と情報共有できるようにしている。
今後としては透析のみならず、在宅にて医療機器を使用している場合の災害対策についても考慮していきたいと考えている。