3:40 PM - 4:10 PM
[13-06] Sulfur mining history of "Tori-Shima" in Ryukyu; newly discovered documents and hearings
司会:中西 哲也(九州大学)
沖縄県にある無人の小孤島硫黄鳥島は、14世紀にはある程度の組織的採鉱が行われていた硫黄鉱山があった。硫黄は琉球の輸出産品の筆頭であった。そのの明細は、琉球史にかかる大陸の明政府創業時から琉球末期まで、琉球や中国大陸側の文書が残る。琉球が滅ぼされ日本領下になると、この島への旧制度は、早くも東京政府に問題視される。1903年の噴火を機に全島民は移住し公式には無人島になったが、実態は硫黄採掘のため島民は残り鉱業は発展存続した。またヤマトから鉱業者が入り込み、1938年に京都の実業家が行った開発は大規模なものだった。それを現場で支えていたのは東北出身の硫黄職人たちであった。戦後はアメリカの政策により、元の鉱業主もとの職人たちにより再興されたが続かなかった。1959年噴火が起き、こんどは本当に全島民が離島し無人島となる。しかしそれで終わらずやがて鳥島の硫黄鉱業は驚くべき展開を経て終末を迎える。従来鳥島史は1903年の移住時に、移住推進の為政者であった佐賀県出身の人物が書き残したものが根本史料となっていた。今回、旧島民の証言と新発見資料をもとに、旧説の批評と鳥島鉱業史の構築を試みる。
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