3:30 PM - 3:45 PM
[14-01] Effect of ASR control and microstructure of concrete added calcium propionate
司会:陳 友晴(京都大学)
コンクリートの劣化現象の一つにアルカリシリカ反応(ASR)がある。これはコンクリート中のアルカリ、骨材に含まれている不安定なシリカ、および水との化学反応によってアルカリシリカゲルが生成され、これがさらに吸水による膨張によってひび割れを発生させる現象である。この劣化現象を抑制するため、抑制効果が認められているプロピオン酸カルシウムを添加したモルタル・コンクリートを作製して膨張率の測定を行うとともに、内部の微細な観察を行った。結果では、プロピオン酸カルシウムの添加によってASRの膨張は抑制されており、内部の微細構造観察ではASR生成物はほとんど確認されなかった。このことからプロピオン酸カルシウムはASR反応自体を抑制することが明らかとなった
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