一般社団法人資源・素材学会 平成26(2014)年度 春季大会

講演情報

一般講演

岩盤力学基礎/その他

2014年3月26日(水) 15:30 〜 16:45 第6会場 中セミナー室6 (食堂棟2F)

司会:陳 友晴(京都大学)

16:15 〜 16:30

[14-04] X線CT法による繰り返し載荷試験下での供試体の損傷分析

鄭 慈恵1、濱地 亮1、尾原 祐三1、谷倉 泉2、渡邉 晋也2 (1. 熊本大学、2. 施工技術総合研究所)

司会:陳 友晴(京都大学)

試験片内の損傷の様子を評価するための方法としては,AE法がよく使われる.この方法では,発生したクラックの位置や規模が評価される.しかし,発生したクラックの幅や長さ,クラック間の連結性などを評価することは困難である.そこで、本論文では、X線CT法をそれらの評価に適用し,その有効性を検討する.試験方法は,直径50mm,長さ100mmのコンクリート供試体を準備し,最大荷重の60%, 70%, 80%, 90%の載荷を行なう一軸圧縮繰り返し載荷試験を実施した.このとき,載荷前と各載荷ステップでμフォーカスX線CT撮影を行う.これらを用いて3次元に再構成した3D CT画像に3DMA法を適用し,porosityおよびクラックの幅,長さおよび連続性を評価し,損傷を分析する.分析結果によると,荷重レベルが増大するほどporosityが増大すること,クラックの幅を示すburn numberの分布からは微小クラックが新しく発生していることなどが確認された.しかし,その傾向は試験片全体ではなく,限られた領域のみで発生していることを確認した.この結果X線CT法による損傷評価法は有効であると結論した.

講演PDFファイルダウンロードパスワード認証

講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。

現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)

[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください

パスワード