一般社団法人資源・素材学会 平成26(2014)年度 春季大会

講演情報

一般講演

岩盤力学基礎/その他

2014年3月26日(水) 15:30 〜 16:45 第6会場 中セミナー室6 (食堂棟2F)

司会:陳 友晴(京都大学)

16:30 〜 16:45

[14-05] 岩⽯表⾯への氷の付着強度の測定

三井 善孝1、赤羽 一輝1、児玉 淳一1、菅原 隆之1、福田 大祐1、藤井 義明1 (1. 北海道大学)

司会:陳 友晴(京都大学)

寒冷地では、冬季に岩盤斜面の表層が凍結することが多々あるため、その長期安定性評価には、未凍結状態に加えて凍結した岩石の強度・変形性の時間依存性も把握する必要がある。筆者らは、これまでに、凍結した岩石に関する基礎的研究の一環として、支笏溶結凝灰岩を対象に一軸圧縮試験およびクリープ試験を行い、間隙氷が一軸圧縮強度やクリープ寿命に強く影響を及ぼすことを示唆した。現在、具体的なメカニズムを解明するために、MPS法による解析コードを開発中であるが、数値モデルによる検討には岩石や間隙氷に加え、岩石表面と間隙氷の境界面の強度等も把握する必要がある。本研究では、岩石の表面に氷を付着させ、その境界面の強度を測定することを試みた。簡易的な手法により両者の境界面と垂直に引張力を与えた結果、境界面ではなく氷内部で破断が生じ、狙った強度を測定することはできなかったものの、条件によっては、境界面の強度は氷の強度より大きい可能性があることを見出した。

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