MMIJ Annual Meeting 2014

Presentation information

企画講演

非鉄製錬における貴金属精製錬とリサイクル

Thu. Mar 27, 2014 1:00 PM - 4:55 PM 第1会場 大会議室 (An301・302)

司会:山口 勉功(岩手大学)、武部 博倫(愛媛大学)、丹野 文夫(三井金属鉱業)

2:00 PM - 2:20 PM

[22-03] Development of the precious-metals recovery process using chlorine leaching

谷嵜 和典1 (1. 住友金属鉱山)

司会:武部 博倫(愛媛大学)

住友金属鉱山(株)における貴金属回収は、400年前の「南蛮吹き」技術を継承した乾式処理と電解精製を組み合わせたプロセスにより金、銀、白金、パラジウム、ロジウム等を生産してきた。しかし、本プロセスは、有価金属の回収期間が長いこと、プロセスが混在して連続化が困難なために作業工数が多いこと、さらに乾式プロセスに起因する環境リスクを顕在化させないために設備維持費用の負担が大きいことなどの課題があった。これらの問題を解決するため、1981~1984年に新プロセスの原型となる「加圧酸化-塩素浸出法」の研究を行い、1998年よりは湿式精練技術を用いたプロセスへの転換について具体的な検討を開始した。2003年に金回収湿式処理プロセスを導入し、翌年に銀回収プロセスが完成したことで、全工程に湿式精練技術を用いた新プロセスへ転換した。これにより、貴金属の回収期間短縮、作業環境の改善、コスト削減を実現した。この新プロセスである塩素浸出を用いた貴金属回収技術の開発の概要について紹介する。

講演PDFファイルダウンロードパスワード認証

講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。

現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)

[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください

Password